でじたけ流 教育論-奇跡への軌跡
 

でじたけ流“教育論”第1120回
奇跡への軌跡


昨日まで
できていなかったことが
今日
急にできるようにはならない

たまに通る道沿いで建設中の家が
次ぎに通った時には
もう完成していて
人が住んでいることに
ちょっと驚くことがある

でもそれは
いきなり出来たわけじゃない

自分が知らないところで…
大工や電気工事業者
水道やガス屋が
何度も出たり入ったりして
ようやく完成して受け渡しがあり
引っ越し業者が来て荷物を運び
そこに住む人たちが
荷物を開いて片付けて
ようやく
新しい生活をはじめたに過ぎない

つまり…
自分が知らないところで
他人は努力をしている
努力というのは
少し大げさかもしれないけれど
少なくとも
活動をしている…生きている

自分が出来ていないことを
他人も出来ていないから
…と安心していてはいけない

出来ない自分を正当化するために
出来ない連中ばかり見ているようでは
何も出来るようにはならないだろう

しかし
少しずつでも何かをしていると
ある日突然
道が開けてくることはある

それは最初から
そこにあったもので
そこまで自分が行かない限り
目の当たりにはできない

森を抜けるまで登り続けなければ
頂上の景色は拝めない

そうした当たり前のことを
子供たちや後輩に伝えていくためには
…どうすればいいか

自分の努力している姿を
見せつけるのはヤボな話

苦労話を聞かせても
うんざりされるだけだろう

見せるべきは…成果しかない

その成果物が
素晴らしいものであれば…
いったいどうやって
この奇跡を起こしたのか
…と誰もが聞いてくる

そう…
奇跡みたいなことを
見せつけてやればいいんだ

やっぱり…人生、日々更新

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