でじたけ流 教育論-伝授
 

でじたけ流“教育論”第1215回
伝授


人に
ものを教えるのが苦手だ

それは何故か
…と考えてみると

人からまともに
教わったことがないから
…だと思う

学生時代は
ほとんど…
勉強らしい勉強は
していないし

それでも
そこそこその年齢になって
何かできることが
あるとすれば
それは…
自らの失敗によって得た
知識からに違いない

そういう知識は
痛みを伴っているので
学校で習ったことのように
簡単に忘れることはない

ただし
ほとんどは突発的なもので
体系づけられてはいないし
自分にしかわからない
感覚的なものが多いから
他人に伝えることは難しい

話しをするのは
結構好きだから
自分が知っていることは
何でも話だがる方なのだが

話せるのは
ひとつの物語として
体系づけることが
できたエピソードに限る

こうして毎日
書き綴ってるのは

少しは
人に伝えることが
できるように…
話をまとめたり
自分を客観視する
…ために
はじめた訓練に過ぎない

訓練もまた
痛みを伴うので
しっかりと覚えている

大人になれば
誰しもそうした
痛みは経験しているはず

ところが
痛みから逃れて
楽に
何かをしようとすると
得られるものは
なくなっていく

時代も境遇も異なる子供たちには
自分の経験を
そのまま伝えても
何の役にも立たないだろうが…

自分都合で
楽にやろうとすることが
本当の失敗であることだけは
…しっかりと伝えたい

やっぱり…人生、日々更新

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