でじたけ流 教育論-役割
 

でじたけ流“教育論”第1218回
役割


元気…と
知識…には
共通点がある

いくら
出そうとしても
ないものは出せない
…というところ

むろん
金も同じだけどさ

知識がない場合には
本を読んだり
知ってる人に聞いたりして
補うことができる

金の場合は
働いて稼ぐか…借りるか
借りたものは
返さなければならないから
働く以外に手はない

では
元気はどうすれば出せるか?

結局のところ…
元気な人を演じる
…しかないかもしれない

元気は
出すもの…ではなく
装うもの…と言っては
言い過ぎかもしれないが

極論を言えば
そういうことなんだろうと思う

実際…
日常生活の中で我々は
あらゆる役を演じている

子供は子供らしく
学生は学生らしく
大人は大人らしく

男は男らしく
女は女らしく

そして
自分は自分らしく

…と言うが
らしく…とは
らしく演ずるということだ

演ずる…というと

何か誤魔化したり
騙したりしているようだが

ポイントは誰を騙すか…?

一流の役者は
まず自分を騙してなりきる

大根役者は他人を騙そうとして
見透かされてしまうのがオチだ

人生の大根役者に
ならずに済むにも
なりきることが大切だろう

懸命に演じているうちに
その人でなければ
演じられない
当たり役をモノにできる

家庭においても
仕事においても
そういう人でなければ
誰も信頼を寄せてはくれない

昔…この教育論を本にした時
こんなキャッチフレーズを書いた

子育ては親育て

いきなり親にもなれなければ
大人にも…
社会人にもなることはできない

最初は見よう見真似で演じ
それを自分の役にしていくことで
自分の居場所を得るんだ

与えられた役を
まず演じきることが
できなければ…
次の役はまわってこない

やっぱり…人生、日々更新

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