でじたけ流 教育論-勉強
 

でじたけ流“教育論”第1225回
勉強


情報や知識は
何故…必要か?

それは…
自分の生活を守り
夢に近づくために
なければならないもの
…であるが

自分のためだけ
…を考えていると
そのうち面倒になって
自分は
この程度でもいいや
…などと
妥協しはじめると
不要なものに
感じ始めてしまう

情報や知識は
何も自分のため
…だけのものではない

他人を傷つけないため
…にこそ必要なものだ

日本では
可愛らしい子供の
頭を撫でることは
当たり前の話だけれど

ある国に行くと
人の頭を撫でるのは
よくないことだと
考えられているという
話を聞いたことがある

その国では
頭の上に神が宿っている
…と信じられているので
頭をなでるということは
それをそぎ落とすような
行為だと思われるからだ

また
こんな話も聞いたことがある

或る途上国で
病気が蔓延した時…
それを救うために
消毒剤を詰めた物資を
空から投下したところ
文字が読めなかった
現地の人たちは
それを粉ミルクだと思って
子供に呑ませ
多くの赤ん坊が亡くなった

その教訓から
途上国への支援物資には
文字だけでなく
絵による解説を
付けるようになったという

日常的な会話においても
相手のことを知らずに
自分が言いたいことだけ
言っていると…
思わぬところで
相手を
傷づけてしまうことがある

情報や知識は何も
理想に向かうためのもの
…というだけでなく
今自分がいることを許されている
居場所を維持するために必要なもの

若い頃は
まず自分の居場所を
確保するために
情報や知識を得る
勉強をするものだが

歳をとっても
自分の居場所を
しっかり確保したければ
情報や知識は
呼吸をするように
取り込んでいく必要があるだろう

いくつになっても勉強が大切
…というのは
そういう意味だと思う

猫ですら
自分の居場所を確保するために
いつだって情報に耳を立ててる

やっぱり…人生、日々更新

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