親友の結婚式に参列するため
JICAの赴任先であるジョージアから
慌ただしく一時帰国した娘は
また慌ただしく仕事に戻った
写真は羽田で食べた
娘の好物…お好み焼き
ジョージアまでは…
羽田から13時間かけて
イスタンブールまで行き
乗り換えてさらに2時間ほどかかる
空港には
2時間くらい前に着く必要があるし
乗り換えも2時間くらいあるので
片道20時間近くかかる道のりだ
にもかかわらず
娘の格好ときたら
Tシャツにサンダル履き
まるで近所のコンビニにでも
行くようなスタイル
そういえば去年…
羽田からJICAの隊員たちが
世界各地に飛び立つのを見送った時にも
そんな感じで
国際空港には珍しい格好をした人たちが
少なからずいたが
…みんなJICAの隊員だった
言い方は少々悪いが…
世界の田舎町に
身ひとつで行ってやろう
…という
思考と行動力がある人たちは
冷や汗をかきながら
一般的な生活を送っている人たちとは
…間違いなく違う感覚を持っている
さて
娘は仕事に戻った…とはいえ
聞くと協力先の保育施設は今夏休みで
9月半ばまで
まともな仕事はないらしい
これから1か月以上も
いったい何をして過ごすんだ?
…と尋ねたら
ジョージア正教会について研究する
…という
ジョージアでは国民の9割近くが
正教会の信者で
3歳の子供でも聖典を暗記してるらしい
ジョージアという国の
歴史と人間を理解するために
正教会の教えを理解するのは必須
…というわけだ
赴任先の保育所はいくつかあって
児童への指導や管理の方法には
旧態依然とした課題がいくつもある
そのため
JICAが派遣されているわけ
そうした指導者たちに
新しい保育の考え方を説くのは
容易ではない
若い人たちは比較的
興味を示してくれるようだが
ベテラン勢はなかなか…
これは何も
ジョージアでなくても同じだろう
自分たちのことを
よく知りもしないクセに
偉そうに言うな
…という思いは
老若男女…人種を問わずあるもの
相手を理解した上で
理解を促すことは
人間関係には確かに不可欠
こと
お国柄が違えば必須になる
島国育ちの日本人同士でも
あうんの呼吸で
何とかなると思っていると
とんでもない誤解や失敗を生じる
かつて
あうんの呼吸が通用したのは
同じ環境で暮らす人が
大多数を占めていたためだろう
黙っていても理解し合えるのは
同じ環境…同じ苦労をしているから
現代のように
次から次へと道具が進化すると
世代によって環境は大きく異なる
1軒に1台の電話も
まだ完備されていなかった時代
…と
1人1台電話がある時代
…とでは
コミュニケーションのとり方は
…変わって当然
同じ人間同士…などという
大くくりで漠然としたもの言いは
生きるか死ぬかという
究極の場面では通用しても
日常生活の中では響いていかない
仕事の連絡の中でも
しばしば感じるが…
これで相手がわかってくれる
…と
自分都合で信じ込んだ雑な連絡は
結局
後々繰り返しの質問や
補足が必要となり
自分にも相手にも
余計な面倒をかけることになる
荷物を積み込む時に
最初からキチンと積んでいれば
うまく入るものを
雑に詰めたら
入らなかったり
こぼれ落ちたりして
余計な手間がかかるのと同じだ
そういう意味では
娘が休みを利用して
研究しようとしていることは
理に適っているように思う
赴任した直後は
何から手をつけていいか
わからなかったと思うが
ある程度やってみて
足りないものが見えたんだろう
ここでひと月勉強をし直せば
来年秋までの任務の助けになるはず
やっぱり…人生、日々更新