20080420
でじたけ流 教育論

第403回

夢の楽園


子供たちはブロック遊びが好きだ。

私も小さい頃には・・・
ブロックや粘土といった
自分でカタチを作るものが好きだった。

とくに粘土遊びでは、
当時大人気だった
「仮面ライダー」に出てくるような
改造人間作りばかりして遊んだ。

もちろん「仮面ライダー」は
・・・初代、本郷猛の頃、ね。

今うちにあるブロックは、
もともと何のセットだったか忘れたけど・・・
ドアとか人のパーツが多い。

たいてい・・・
小6の長女は「うおち」を作り、
小3の次男は「基地」を作る。

・・・が、その日、次男は珍しく
「基地」以外のものを作ったらしい。

本人いわく・・・「夢の楽園」だそうだ。

「夢の楽園」には何があるのか聞いてみた。

すると・・・
マッサージチェアーと〜
映画館と〜
ゲームセンターと〜
温泉と〜
ゴロゴロするとこ。

・・・それって「健康ランド」じゃん。
確かに今私が行きたい
「夢の楽園」ではあるけれど、ね。

子供は案外、現実的だ。

知ってることを何でも言いたがるし、
見たものをすぐに真似たがる。

現実を知らないが故にみる夢と
知ってみる夢・・・

夢を現実のスケールに当てはめてしまうと
夢ではなくなる感じもする。
本当の夢は現実を突き破って
新しい現実を作り出す原動力になるものだろう。

ただし・・・
ここで現実的だと決めつけてしまうのも
・・・大人の夢のないところ。

次男が作った「夢の楽園」には
・・・馬が船に乗ってやって来ていた。

この「夢の楽園」を利用するのは、
どうやら疲れた中年オヤジだけではないらしい。



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