20110109
でじたけ流 教育論第544回

優等生病を予防せよ-でじたけ digitake.com


まだ正月気分が抜けない子供たちだが、
学校より先に塾が始まって、
それなりに勉強はしているようだ。

今年、長男は高3に。長女は中3になる。
ちなみに次男は小6

来年の今頃は上の2人が受験で
エライことになってるだろうな…。

ちなみに3年後には、
長男は就職、長女は大学受験、
そして次男が高校受験だよ…まぁ、仕方ない。

長男は一昨年、高校受験の時に
だいぶ苦労をした思い出があるらしく…
その後、部活を辞めた代わりに
本格的な塾通いを始め、
受験生並みに勉強ばかりしている。

長女もそれに影響されてか、
塾での勉強を真剣にするようになったが、
バトミントン部の部長をしているので、
まだまだ部活の方が大事な感じではある。

そんなわけで、
もともと勉強しろとは言わないが、
結構勉強はしているようだ。

しかし…!

勉強なんて、
しょせん自分のためにしているものだからね。
自分のためにやってるだけじゃ、
とても誉められたものではない。

むしろ、家の仕事…
家事洗濯の手伝いとか、
そういうことができなければ、その方が問題だ。

頼まれたことをしていなかった子供たちに、よく
「家の仕事ができないくらいなら
 勉強なんかしなくていい。
 塾に金も払わん」

…と怒鳴る。

社会に出てみると、
よほど資格が必要な商売でない限り、
勉強した知識を役立たせることができるのは、
そのチャンスを得られた奴。

そういうチャンスを得られるのは…気が利いた奴だろう。

むしろチャンスを活かして経験を積んだ者は、
いつしかノウハウを手にすることになるが、
知識ばかりの優等生は、まるで宝の持ち腐れ。

自分ではできるつもりでいるだけに、
チャンスを与えられないと根性まで腐りかねない。

実際、そんな優等性病の人間には何人も会った。
ま、半分は劣等生のコンプレックスかもしれないけど、ね。


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