でじたけ流 教育論616「理不尽の見本」
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20120527

でじたけ流 教育論616

でじたけ流教育論 digitake.com


うちの子もみんな大人料金の年になったから、
かつてのように質問はして来なくなったけれど、
とくに小さい頃の子供は質問魔。

なんで?どうして?を繰り返しながら、
いろんなことを覚えていく。

本当に知らないことを
質問してくるうちは可愛いが…
これがある程度の年になってくると、
純粋な知識欲による質問から、
自分の意見を通さんがための手段として
質問というスタイルをとるようになってくる。

大人は、なぜ夜更かししてもいいの?
…てな具合にね。

こんな時、
一見優しい親だと
自分も子供に合わせて
一緒のことをしようとしたりする。

時と場合によってはそれもいいだろうけど…
親が子供に合わせる、というのは
優しさというより妥協にも思えてしまうな。

子供は親という人間の見本を見て育つんだからね。
むろん、見本として
恥ずかしくないようにすることは必要だけど、
大人が子供に合わせていては、
子供は大人になりづらくなってしまう。

赤ちゃん言葉で話しかけられている子は、
いつまでたっても赤ちゃん言葉しか話せない。

大人は、なぜ夜更かししてもいいの?
…なんて聞かれたら。
大人だから。
…と返してやればいい。

悔しかったら大人になってみろ!
…と付け足せれば、なおいい。

世の中は合理的なようでいて不合理。
ルールを守らない人だらけで、
理不尽な思いをするのは日常茶飯事

それが、いいとは言わないが、
そんな社会で生きていくための抵抗力を
家でもつけておいてやらないと。

さもないと一度や二度、フラれただけで、
恋愛すらできない奴になってしまうよ。

仕事より何より、
恋愛ほど理不尽なものはないからな。

これは大人の大義名分に聞こえるかもしれないけど、
こういう風に言い切るのって、
…結構エネルギーがいることだよ。

差別はよくないが区別がないと、
立場も責任も無くなってしまうから、ね。

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