でじたけ流 教育論「次男と霧の夜」
 
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20140209

でじたけ流 教育論705

でじたけ流教育論 digitake.com


この間、進学したばかりだと言うのに、
今年はもうみんな3年…。
またしても中高生のダブル受験体制に突入する。

すでに週2〜3日は塾通い。
夜10時を過ぎることもザラ。

車で迎えに出るわけだが…
あいにく中学生と高校生の塾が、
あっちの駅とこっちの駅の最寄りなので、
一度にピックアップできず、
父親号と母親号が、それぞれ迎えに出る
…ということも間々ある。

その晩、父親号は
次男のピックアップにまわった。

珍しく霧のたちこめる夜で、
外灯の明かりが幻想的に夜道を照らす。

「このまま霧の中に入って、
 気づいたら江戸時代になってたらどうする?」
…と尋ねると
「仕方がないから、江戸町民として生きる」
…と答える、諦めのいい中学生の次男。

質問を変えてみる。

「過去に行けるとしたら、何時代に戻りたい?」
「う〜ん、5年くらい前かな」
「たった5年? つい、この間じゃねぇか」
「だって…」
「…?」
「5年くらい前だったら、
 死んだお爺ちゃんも、ピースも生きてるしさ。
 それに…
 うんと昔に行ったら家族が誰もいないから」

子供でいられる時間がアッという間に過ぎ去るように…、
家族がそろって過ごせる時間にも限りがある。

永遠だと思っていたことが、
実はそうではない…と悟った時、
少年は青年に近づき、
子供は大人に近づいていく。

そしてまた…新しい家族を作るんだ。

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