でじたけ流 教育論「理不尽合戦」
 
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20141116

でじたけ流 教育論745回「理不尽合戦」

でじたけ流教育論 digitake.com


あ〜あ、母親はどうしてこんなにナメられるんだろう?
…とカミさんが嘆く。

キャンパスが移動になって、
都内から通うことに意味のなくなった
大学3年の長男が戻ってきて…、
高校3年の短気な長女、
中学3年のノンビリした次男…と
3人のマイペース野郎どもに翻弄される日々が続く。

もっとも一番マイペースなのは、おそらくその父親で、
…週末はほぼ自宅にいない。
ま、これは半分仕事だが。
亭主元気で留守がいい…と言うじゃないか?!

それでも我が家の場合、
ひと昔、ふた昔前のように、
父親は最上級の権力者で、恐れられる存在。

とりあえずでも言うことをきかないと、
とんでもないことになる。

そういう理不尽な存在が身近にいることは、
これから社会に出て行く者たちにとって、
むしろ必要なことだと昔から考えている。

だって…世の中は理不尽なことだらけだから。

正しければ勝てる…のなら誰も苦労はしないし、
金持ちになる本を読んだ者は、全員金持ちになるはずだ。

理不尽だけど無視できない存在…
父親は、まさにその象徴だと思う。

それに、
どんなに親の側から
子供の目線に立ったつもりで話したところで、
経験のない者に充分な理解ができるはずもない。

ラーメンを食ったことのない奴に、
ラーメンの味を説明したところで、
旨いと思うはずはないのだ。

いくら理屈を聞かせても…
聞いている方にとっては何もかも理不尽に違いない。

…自分もそうだったから、ね。

で、結局、そうした相手に対して、
いかなる態度をとるか…ここが問題。

相手が父親だったら、聞いているふりをしてでも、
身を守るために、ひとまず服従。

相手が母親だったら「うるせ〜」と直接本音を漏らし、
悲しませることも、しばしば。

ようするに、
甘えられる相手とそうでない相手…。

甘えの最たるものは、相手を悲しませること。
…それこそ、理不尽なことで。

そして、それが目に余ると…
理不尽対象の父親から、
また、ガツンとやられることになる。

やっぱり…人生、日々更新

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