でじたけ流 教育論「素質より修行 」
 
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20151206

でじたけ流 教育論800回「素質より修行」

でじたけ流教育論 digitake.com


若者が自分の素質で勝負しよう
…と思うのは経験がないからである。

自分にも覚えがある。

若い頃には誰でもたいてい
自分を天才だと思いたがる。

規則にせよ、文化にせよ、伝統にせよ、
世の中にあるたいていのものは
先人の経験によって作り上げられている。

経験を持たない若者は、
経験以外のもので自分を主張しようとする。

そこで、
生まれながらに持っているであろう
素質を信じようとするのだ。

素質を信じて挑むことは必要だと思う。
それも早いうちがいい。

素質だけを信じて早くから挑戦をすれば、
いかに自分に素質がないかを
いち早く知ることができるから。

ゲーテ曰く…
「すぐれた芸術家は、
 素質より修行に負うところが多い」

この言葉の意味を
思い知ることが…つまり経験。

そして、
失敗を経験することこそ教育だといっていい。
失敗という成長痛を経験せずして成長はない。

失敗をさせないために
教育をしているつもりでいるのは大きな勘違いだろう。

強いていえば、
大きな失敗をさせないために
小さな失敗を経験させるのが教育だと思う。

自転車は何度も転んで、
やっと乗れるようになるもの。
転ばないようになってから
自転車に乗るやつなんていない。

転んでも大丈夫な場所を選んで、
すり傷を経験させることが
教える側の役目というものだ。

素質を信じて進もうとする若者には、
どんどん挑戦させればいい。

挫折を感じさせるのが可哀想
…だなんて思って、
挑戦をさせなければ
夢みることができない若者を育てるだけだし、
ヘタに挑戦を手助けすれば、
大怪我をするまで
勘違いを続ける若者を育てることになる。

黙って見ているのも教育のうち。

やっぱり…人生、日々更新。

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