Episode No.2720(20070510)
考えるほど考えちゃいけない

NHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀」に
年間200億の赤字を出していた半導体メーカー
1年で黒字にもっていった社長が出てた

実は裏番組のおふざけバラエティを見ようとしてて
CMの間にチャンネルをチラッと変えたら、
敏腕社長の話をやっていたので
何となく使命感にかられて、
そのままNHKにチャンネルを合わせることにした。

私も一応、社長だし・・・敏腕じゃないけど。
いや、敏腕でないからこそ。

体育大学出身という
異例の経歴を持つこの社長は・・・
外資系半導体メーカーの
倉庫番から叩き上げて現在に至る。

もともと意としない仕事だったが、
嫌な仕事だったからこそ早く終えようと、
いろいろ工夫したのが、
かえって認められてしまい出世する。

仕事が面白くなってからは、
どんな難問にも「NO」は言わないと
自分の中にルールを設けて挑んだ。

仕事はどんどんこなしていったが
・・・結果、胃潰瘍になり1ヶ月の休職。

その後は「できることをやる」ことに徹し、
むしろ仕事の効率は上がり、
ストレスも心地よく感じるようになったという。

不安や悩みは、
つねに見えない未来についてのもの。

見えないものを恐れていても仕方がない。
病床でそう悟ったら気が楽になったそうだ。

確かに・・・
どんな時でも、結論は
・・・今できることをやること。

言い方をかえれば、
できることは「今」にしかなく、
未来のことにあれこれ考えを巡らせても、
しょせんは「できそうなこと」に過ぎない。

そんな簡単なことがわからずに
何か「できるつもり」になっていても
・・・ダメだってことだよ、ね。

考えないことより、
動かないことの方が
後にまわってくるツケは大きいな、きっと。