Episode No.3046(20080602)
150年の進化

今日、6月2日は横浜の開港記念日だ。

市内の公立小中学校やお休み。
東京で言えば、都民の日だね。

会社は当然休みにはならないので、
あまり意識することもなくなってたけど、
子供たちが連休だと大騒ぎしていたので
嫌でも気づかされた。

だけど、2008年の今年は
連休になったこと以外に
特別な開港記念日でもある。

今年はちょうど150周年なんだ。

江戸時代が300年もあったことを考えると、
まだやっと半分した経ってないの
・・・という気がしてしまう。

浦賀で大砲を撃ったところで
江戸城までは届くまい・・・と
タカをくくっていた役人たちが、
江戸の近くに国際港を開けと要求されて、
しぶしぶ・・・それでもまだ
少し江戸とは距離を置いた
何もなかった横浜に港を開いて150年。

過去300年の天下太平の世が比べたら、
その後の変化は劇的なんてもんじゃない。

しかし・・・
現代の役人たちも
実際にはその頃の役人たちと、
さして変わってないように思うんだよ。

利権を守るために自らは動こうとせず、
やがて時代の波や外圧にあって、
とりあえずお茶を濁す程度に末端だけ変える。

そうこうしているうちに・・・
末端はどんどん新しいものを取り入れて
進化していっていまい、
やがてその進化が止められなくなって
仕方なく自分たちも変わらざるを得なくなる。

何も役人の批判ばかりでなく・・・
個人的にもそういうことはあるんじゃないか?

例えば・・・
自分は自分のペースで生きたいなんて、
呑気に構えていたら、
子供が大きくなって学費が必要になったり、
親が年をとって介護が必要になったり、ね。

自分の居場所を守ろうとするあまり、
逃げ回っていても・・・
自分の居場所は狭くなる一方だ。

楽をしようという生き方は・・・
できるだけ成長や進化を
しなくても済むようにすることだ。

それで・・・幸せがつかめる?