つい先日、こんなニュースが目についた。

─自転車は、道路交通法上では軽車両に区分される。
　当然、酒を飲んで乗れば飲酒運転。
　正常な運転ができぬ状態で運転したともなれば
　5年以下の懲役、
　または100万円以下の罰金が科せられる。

実は少し前まで…
自転車は歩行者と同じだから飲酒しても乗っていい。
…と、そう思ってたんだよ。

と、いうのもね。
昔むかし…私が小学生の頃の話。

父親が運転する車に乗っていて、検問に遭い、
父親が酒気帯び運転で捕まったことがあった。

家族もみんな乗ってたけど、
当時、母親は免許を持ってなくて、
運転して帰れる人がいない。

そこで、検問やってたお巡りさんが、
車を運転してうちまで送ってくれた。

5人乗りの車に5人乗ってたから、
運転してた父親は車に乗れなくなってしまった。

で、父親はどうしたかというと…
代わりにお巡りさんが乗ってきてた
自転車に乗って帰ってきたんだよ。あの白い実用車ね。

そんなことがあったもんだから、
その後、約40年…
私は自転車なら酒を呑んで乗ってもいい
…そう信じてた。

あの、おおらかな時代の
親切なお巡りさんのおかげで、ね。

しかし、運良くこれまで
自転車に乗ってて飲酒運転で捕まったことはない。
むろん、そんなことをする機会もなかったけど、ね。

さて、来月は誕生日。
運転免許の更新を知らせるハガキが届いた。
苦節30年…
今回、初めてゴールド免許になる予定。