大人の道徳の時間〈５〉
One week to think about morality.

商売を営んでいる身として…
今一度、商道徳について考えてみよう。

平和で安定した社会を実現するために
道徳が必要だとすれば…
商道徳はつまり、
共存共栄のための道徳観のはずだ。

商売はやるか、やられるか、
経済戦争だ…なんて勢いづいているうちは、
まだまだ商売人としては幼い。

陣取りゲームを仕掛けているつもりでいるのも、
基本的には同じだろう…が、
共存共栄は
実は現象としては陣取りゲームに似ている。

提携関係と吸収合併は
利用者の目からは区別がつきにくい。

真意が伝わるには時間がかかる。
結果を急げば危うい。

道徳が道徳として浸透しているのは、
やはり長い時間をかけて伝承してきたからで、
ルールは作る人がいるのと同時に
守り続ける人がいなければ役に立たないもの。

商道徳は、どこで教わるのか…？

たいていの人は大損をして身に染みるものだ。

そんな…人生、日々更新。