東大名誉教授で、解剖学の養老孟司博士といえば、
流行語にもなった「バカの壁」の著者として有名な人。

その養老博士が喫煙について語った内容が
ネットのニュースに流れた。

曰く…

タバコは肺がんリスクなし。
たくさんの遺体を解剖してきたが、肺は「みんな真っ黒だった」。
たばこを吸おうと吸うまいと、「大差ない」。
ここ10年間、喫煙率はきれいに下がってるのに、
肺がんの患者数はきれいに上がってる。

…と喫煙を肯定。
もちろん自身も愛煙家である。

禁煙は健康の代名詞。
“百害あって一利無し”が当たり前と言われるが、
最も煙草を売って儲けている企業や農園には、
それでメシを食い、
教育を受けることができた人たちはいる。

何もその人たちのことを考えて
喫煙する者もいないとは思うけどね。

歴史の解釈も見方によって180度変わる。
故に人類の争いは絶えない。

人は「真実」ではなく「信じたいこと」を信じる。
そして「事実」は…誰にもわからない。

残されるのは勝者の歴史だが、
必ずしも
勝者が正しかったかと言えばそうではない。

昔の人は偉かったかといえば
…必ずしもそうではないけれど、
現代人の方が進んでいるかといえば
…まったくもって退化している。

常にあるのは自分という「現実」だけ。

だから…人生、日々更新。