Episode No.6818(20200618)：[挑戦]Challenge
助蔵物語・制作ノート〈３４〉
命を焼き付ける作業

少年時代に
初代駐日アメリカ総領事
タウンゼント・ハリスに仕えた
西山助蔵は…
大正10年に78歳で亡くなっている

下田開国博物館には
西山家から預けられた
助蔵の記帳な遺品が収蔵されていて
定期的に展示されている

78年生きていても
遺されているものは数少ない

しかし
大正10年といえば1921年…
今から99年も前の話になる

はたして自分が死んで100年後に
自分が生きた痕跡が
遺されているかどうか
…と考えると首をかしげたくなる

100年くらい前に亡くなった
自分の祖先も大勢いるはずだが
その痕跡どころか
名前すらわからないくらいだ

少なくとも「助蔵物語」が完成して
国会図書館に収蔵されれば
やがて電子化され
その作者として
名前くらいは記録はされるだろう

跡の痕跡はすべて…粗大ゴミだな

だから、人生日々更新