黒澤明-音の世界
…という
CDが出ていることを知って
早速購入した

黒澤明の生誕100周年を記念して
2010年に制作された
ラジオの特別番組のようだ

黒澤監督は常々…
映画と音楽は一番近い芸術
…だと言っていたらしい

それは自分のような
少しばかり
創作活動をしている者にも
わかる気がする

文学や絵画では表現しづらいが
映画や音楽にはできる表現
…それは時間を操ることだろう

小説を読むスピードは
人それぞれ…
絵画を観る時間も
人それぞれだ

つたないながら
漫画の原作を書いてみて
時間や間を制御をしようとすると
せいぜい…
ページをめくるタイミング
…くらいしか工夫できない

映画や音楽なら
そのスピードや間を
表現者側が制御することができる

黒澤監督は
脚本はもちろん
編集も自分でこなしたが
最後にスピードを操るのは
編集作業なので
それは当然のことだったろう

そもそも脚本の段階から
イメージに合う曲なり
効果音まで決めていたらしい

ちなみに…
時代劇で人を斬る時に
効果音をつけたのは
黒澤映画「用心棒」が
最初だった…とか

だから…人生日々更新