でじたけの「人生日々更新」写実

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Episode No.7906(20231209)[信条]Creed
写実

ここ最近話題になっている
2本の映画…
予告編を見る限り
とても
切り口が似ている感じがする

北野武監督作品
「首」…と
リドリー・スコット監督作品
「ナポレオン」

いずれも時代劇で
これまで神格化されてきた
ヒーロー像をぶっ壊し
人間の愚かさ弱さ
…そして
怖さを描いている感じ

かつてもこうした
ある種のリアリティをもって
映画化された人物はいる
アドルフ・ヒトラーだ

古くはアレック・ギネスが
ヒトラーを演じた
「アドルフ・ヒトラー/最後の10日間」

そして…
確かドイツ人俳優が
初めてヒトラーを演じた
同じようタイトルの…
「ヒトラー/最期の12日間」

ヒトラーの場合には
悪く描いても怒る人はいないだろう
むしろ
良く描いたら怒られちゃう

しかし
織田信長や豊臣秀吉…
ナポレオン・ボナパルトは…
偉人として
憧れていた人から見ると
かなり抵抗があるだろうね

2006年公開の「太陽」という映画がある

同名のホラー映画も
あるみたいだけど…そっちじゃなくて
終戦直後の
昭和天皇を人間くさく描いた
ロシア・イタリア・フランス・スイス合作映画
イッセー尾形が昭和天皇を演じている

この作品も非常にリアルには感じられた

映画というのは
そもそもが虚構

故にリアリティを求める
…ということもあるが
夢物語だからこそ楽しい
…という面もある

だが
歴史を夢物語で描いてしまうのは
…危険だと思う

夢物語で描くなら
タイムスリップさせるくらいでないと
…誤解を生んでしまう

夢と誤解を混同しては
勇気にはつながらない

とくに戦争については
痛みを感じさせずに
かっこよさばかり追求すると
エンターテイメントというより
…プロパガンダになりかねない

「首」も「ナポレオン」も
…かなり痛そうではある

だから…人生日々更新

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