このところ
家に帰ると一杯やりながら
山田五郎さんの
オトナの教養講座をよく見てる

編集者で評論家…
東京国立博物館の評議員でもある
五郎さんが語る美術の話は
実にわかりやすく…面白い

歴史に残る絵画の
素晴らしい面だけでなく
その画家が
いかなる状況で
その作品を描いたか
…という
人間くさい部分の話は
とくに興味深い

概して…
芸術家はみんな変人である
それもかなり病的な…
さしづめ現代なら何かしら
精神疾患に分類されるだろう

ただし凡人と異なるのは
その自分のバランスの悪さ…
居心地の悪さを
作品を描くことによって
客観視し
昇華しようとした点だと思う

絵画に限らず
芸術というものは
そうやって人間が
紡ぎ出してきたものに違いない

芸術になんて触れる必要はない…
芸術など無駄だという人があれば
さぞかし健康的で恵まれた人だろう

まぁ…そういう人でも
芸能と娯楽で
憂さを晴らしているんだろうけれど

だから…人生日々更新