XL883L 鉄馬小屋通信

20080202:005
純正部品は高嶺の花

1ヶ月点検とリコール対応のために整備工場へ行った。

リコールで追加された部品はマフラーの内側のガード。外側には最初からガードが付いていたが、内側の一部も足に触れる危険性があるということでガードが追加されたようだ。

せっかく専門のエンジニアと話ができる機会なので、ハンドル交換の相談をしてみた。
黒いやつがいいんだけどなぁ・・・。最初から黒いハンドルは選べるほど種類がない。ハンドル自体は1万円ちょっとで、交換工賃も1万円くらいだというので、それくらいなら何とかなるか・・・と思いきや、在庫であった黒いハンドルをあてがってみると、ブレーキやクラッチのワイヤーが届かない。このワイヤー類がべらぼうに高い。1本1万5,000円くらいはするそうで、ワイヤー自体の交換工賃も高い。
結局、そこにあったハンドルに交換すると6〜7万はかかってしまうというので見送ることにした。決して今ついてるヤツの操作性が悪いわけではないし。仕方ないから・・・また塗っちゃうか。

ディーラー的なところだと、どうしても純正品を勧めてくるので、国内品と比べて何倍のも値段になってしまう。私が関係する会社では輸入もやっているので、運賃やら保険やら何やらで、どうしても輸入品が高くなってしまうという事情はわかるんだけど・・・。

ネットの通販では、本国から直輸入をうたってるパーツ屋さんも結構あって、確かに安いんだけど、現物を見ないと本当にフィットするものなのかどうか判断がつかない場合も多い。
通販の場合は、よほど「そこでしか買えない」ものか「どこででも買えるものが安くなってる」というハッキリした理由がないと躊躇してしまうよ、ね。わりと最近は何でもネット通販で買ってるけど、主に後者の理由だな。

雑誌など見てみると、もっと安い国産品も結構あるし、中には「ワイヤー交換の必要なし」とか、ちゃんと書いてあるものもを結構見つけた
ただ、そうした部品だけ買って工場に持ち込むというのも気が引けるし、どこまで自分でできるものなのかがサッパリわからない。
意外とやってみたら、どってことない・・・ような気もするけれど、命を乗せて動くものだから、何かあったら怖いし。整備士の友達がいるな。そういえば、あの人が元整備士だったな・・・よしよし。

ところで、その整備工場と一緒にあるショールームには「3月以降じゃないと入手できない」と言われていたナイトスター(XL1200N)が色違いで2台も売られていた。・・・なんだ、あるじゃん。
納車価格は私が買った中古883Lの軽く倍はするから、やっぱり手は出ないけどね。それに自分で手をかけてみると、その方がはるかに愛着はわいてくるもの。どこもいじらなくてもいい新車の満足感は買った時の一瞬で終わってしまうだろうけど、手を入れたくなるものなら細かな満足感が持続できるような気もする。最もこれは明らかに「ナイトスター」を買えなかった負け惜しみではあるんだけども。

整備ではアクセル、ブレーキ、クラッチの調整もしてくれたようで、クラッチが何となく軽くなった気がする。加えてエンジン音が軽快になった気も。これは気のせいか?!

月末は支払いやら経費の計算やら、疲れるわりにあまり達成感のない仕事が多くて、実にストレスがたまる。
そんな時こそバイクでカーッと走りたくなるのだが、今週はせいぜい支払いのために銀行まで行く程度。

ただ、見てるだけでウキウキする気分もスポーツスターにはあるな。これが、ただの道具とは違うところだろう。

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