Episode No.3914(20110310)
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Anyone can die once. その(4) あの世といふ処

死んだらいったいどうなるのか?
…という長年抱いていた疑問は、すでに解けた。
自分的には、ね。

宇宙に飛びでて星になるんだ
これも大昔から知られていたことだけど、サ。

宇宙には、まだ人間が計測できないエネルギーがある。

爆発を起こした星が宇宙空間に飛び広がった時、
散り散りになった破片は、
爆発した地点離れれば離れるほど
速度を緩めると信じられていたが…
実際に最新鋭の望遠鏡で観測してみたら、
速度を緩めるどころか加速していくことがわかった。

つまり、爆発した地点と散り散りになった破片の間に、
何か人間が感知できないエネルギーが存在している。

それが、真空のエネルギーとも呼ばれているもの。

ま、物理の詳しい話はよくわからないけど…
見方を変えると、それって“霊”じゃないのか?と思う。

かのトーマス・エジソンが、
死後の世界と通信する装置を発明しようとしていた
…というのは有名な話。

電気という目に見えないものを
扱えるようにしたエジソンなら、
真空のエネルギーを読み取ることも
実現できたかもしれない。

こんな風に考えてみるとね。

人類があわてて宇宙に飛びだそうとしているのは、
何だか滑稽に思えてしまうんだよ。

莫大な費用と、あれだけの苦労をして、
誰でも最後に到達する場所に、
わずらわしい肉体を引きずって行こうなんてサ。

科学は天井を知らないから面白いのかもしれないけど、
最終的に人の進むべき道を教えるのは倫理観だと思う。

哲学のような生きることの真理、
というかモラルを知ることが地上生活者には必要だな。

宗教にせよ、武士道にせよ、
死をいたずらに恐れないための教えは、
結局、今を生きる方法を説いているんだ。

それも息づく肉体と、ね。

To be continued...

このシリーズのバックナンバー
その(1) 春の別れ
その(2) 生きる意味
その(3) この世のいふ処

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