Episode No.3913(20110309)
(C)digitake.com
Anyone can die once. その(3) この世といふ処

この広い世の中に
自分と同じ立場の人間は2人といない

そして…
誰でも一日は24時間で、
誰もが必ず死ぬ

こうした点において人間は平等だが、
あとはすべて不平等なのが現実だぁな。

丹波哲郎氏の大霊界も一時期ずいぶん読んだもんだ。

この世は刑務所で自殺は最も罪の重い脱獄だ
…という氏の考え方は、
病気になった時にも痛感するし、
年をとるほど、身にしみてくる。

まさにこの世における人生は、
肉体という刑務所に幽閉された不自由きわまりないところ。

そこで選ぶことのできる自由は、
どの不自由さを選ぶか、だけ。

矢沢の永ちゃんが30年前に「若い広場」で、
人生のグラフィックについて語っていたろ?

プラス5を目指せば、背中合わせにマイナスの5が…
プラス10を目指せば、背中合わせにマイナスの10。
ゼロならプラスもマイナスもないけど、
さぁ、どこを目指しますか…
って、サ。

生まれた瞬間、赤ん坊が泣くのは、
とうとう人生という刑務所に入れられちゃたから
…かもしれんな。

しかし、脱獄が許されない以上、
ここで楽しみを見つけていかなければならない。

肉体は刑務所かもしれないが、
肉体だけが感じることのできる快楽もある。

呑んだり、食ったり、スポーツしたり、ね。

じっとしてたら、つまらないに決まってる
生きてることを活かしていないんだから。

痩せるだけで人生が変わった人もたくさんいるだろ。

健全な精神は健全な肉体に宿る
…昔の人は、よく知っていたんだ。
この苦しい世を生きるコツを、ね。

あ、永ちゃんのインタビュー、YouTubeにあるな。
…いい世の中じゃない?

そして永ちゃんの一日も24時間…!

To be continued...

このシリーズのバックナンバー
その(1) 春の別れ
その(2) 生きる意味

Copyright 1998-2011 digitake.com. All Rights Reserved.


| 人生日々更新-Main- | 最近のBacknumber | 架空対談 | 教育論 |